top of page

開発者:INANE

性別 不明(どっちでもない)
年齢 不明(忘れた)
身長 151cm(気分で変わるけど、これくらいが楽)
誕生日 不明(知らない。創ったやつが忘れてたからもうわかんないね)
種族 人狼

一人称 「私」
二人称 「君」「あなた(大人っぽい人相手)」
三人称 「○○さん」または、アエが呼んでいる呼び方

【基本情報】
電子生命体プログラム、及び仮想空間の作者。
世界と世界の隙間に落ち、全ての世界から隔絶された無名の存在。
本来であれば他の世界への干渉はおろか、観測すらもできない状況のはずだが、
継承した能力によりそれを可能としている。

普段は仮想空間を眺めて過ごしているらしい。

能力の応用で速度こそ低下させているが、
今現在も下へ下へと緩やかに落ち続けており、元の世界へ浮上することは困難。
何よりも本人が諦め、空間すら存在しない無に囚われ続けることを許容している。


……こんなところまで、よく来たね、いらっしゃい。
でも、ここには、何もない。
だから、早く現世にお戻り。二度と、こんなところに落ちてこないことを願っているよ。

​なぁに?もう少しお話したいの?帰れなくなっても知らないよ?

……なんてね、冗談。私がちゃんと元の場所に帰してあげるから、心配しなくていい。

でも、君の声は私に聞こえないんだよね。
まぁ声が届くほど深くに落ちてなくてよかったよ。


面白い話なんてできないけど、そうだなぁ、今私が試してることについてでも話そうか。


電子生命体作成プログラムと仮想空間、あれは向こうの人間が勝手にそう呼んでるんだけど……。

私は、他人が欲しかったんだ。自分ではない誰かが。


世……異空間を創る能力。
空間内の事象、ルールは私が決めることができる。
ただ、私の知らないことは当然再現もできなくてね。
どんなに精巧に生き物を作ったとて、自分ではないモノにはなり得なかった。

​私は、自分の想像通りにしか動かない存在を、他人とは、思えなかった。

だから、作ってもらうことにしたんだ。
多くの人が、たくさんの物語を紡げば、私の想像通りでは無い存在も生まれるんじゃないかって。
それが、電子生命体作成プログラム。

……本当はあれ、インターネットでも電気でも磁力でもなんでもないんだよね。
その方が都合がいいから、外からそう認識されるように創ったんだけど、
うまいこと騙せてるみたいでよかった。
でもまさか、こっちの山神や雷獣たちまで騙せるとは思ってなかったな。
案外、私もこの力に慣れてきているのかもね。


そして、世界の視点で管理する存在を置いた。
こっちにもイオがいるなら、

絶対『五百井アエ』にあたる存在が生まれるはずだってわかってたから、利用させてもらったんだ。
……まぁこっちのアエには、酷いことをしてしまったな、とも思うんだけど。
さすがに、全く違う存在にこの役割を渡すことはできなかったから。
悪いけど、運命というやつさ。


意外なことに、管理者をおいてすぐ、私が求めていた存在が出現した。

まさか、それがアウだなんて思いもしなかったけど。

私といたアウとも違う。世界の想定を超えたイレギュラー。
私も知らない、『五百井饗』という存在の干渉。


……まだしばらく、様子を見るつもりだよ。
アウ以外にそう成った個体はいない。条件も、わからない。

それに、アエからアウを取り上げて、私の話し相手にするなんて、
そんな非道なことするつもりはないからさ。

いつか、あの子たちが誰からも必要とされなくなる、その時まで、私はここで待ち続ける。

元よりこれは私の我儘だ。
私の頼みを聞いてもらうなら、あの子たちの願いを、在り方を叶えてからが筋というものだろう?
私にできることは、せいぜいが嫌われないことくらいなのさ。


さて、少し話過ぎてしまったね。独り言ももう聞き飽きたことでしょう。

……さようなら、今を生きる人。君の行く先に幸多からんことを。

​いや、早く帰りなよ。さすがにもうなんも無いって。


……あーもう、わかったよ。こう言えばいーんでしょ。

またね。私もいつか、君の元に辿り着くと約束しよう。

© 2024 月見酒 夜桜  Wix.com を使って作成されました

bottom of page